2017年8月27日日曜日

「豆知識集33」ダイエット・健康に関するQ&Aその14

この記事では『「ダイエットと健康」に関するQandA』、特に「普段何気なく体で起こっている事(くしゃみとかアクビとか)」に関する疑問について私なりにまとめています。相変わらず長文ですが、ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/8/27)


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Q.何故クシャミや咳が出るの?

A.人間は口や鼻から空気(酸素)を吸い、また同じく口や鼻から息(二酸化炭素)を吐く事で呼吸しています。しかし空気中にあるのは酸素や二酸化炭素だけではありません。人間にとって異物となる様々なものがあり、呼吸の際にはそれを体の中に入れてしまうリスクがあります。その異物が粘膜にある神経を刺激し、反射的に体の外へ吐き出す機能が「クシャミ」や「咳」なのです。尚、くしゃみや咳はその多くが自動的に行われるものですが、実は無理に止める事もできます。しかし異物を体の外へ出すための機能ですから、無理に止める事は免疫的にあまりよろしくありません。ただし例え異物がなくても脳の命令さえあればくしゃみや咳は起こる事があります。

一方、呼吸をする事によって体の中に入ってしまった異物を外へ出す手段はクシャミや咳だけではありません。例えば鼻ではまず鼻毛が防御手段の一つになります。また粘膜もそれ自体を湿らせておく事で異物を絡め取り、それを鼻水として体の外に出したり、あるいは胃の中で溶かす事で無力化する事ができます。また口ではまず口の粘膜や喉の粘膜が防御手段の一つになります。鼻と同じように粘膜を湿らせて異物を絡み取り、痰などとして体の外へ出します。そこを通り過ぎると今度は胃の粘膜、腸の粘膜も防御手段になり、汗、尿、便としても体の外へ排出する事ができます。


Q.何故アクビが出るの?

A.アクビ(欠伸)は脳が「眠い状態と起きている状態の境界」にいる時、反射的に起こる呼吸動作と言われています。つまりこれ以上眠くならないよう呼吸をして脳を起こそうとしている動作なので、本当に眠い時には実はアクビは起こりません。むしろ眠気がなくても、例えば極度の緊張状態ではリラックスするために自然とアクビが出てしまう事があります。

ちなみにこれは研究でも明らかになっている事だそうですが、アクビは伝染すると言われています。つまりアクビを見るとどうしてもアクビをしてしまうのです。その原因はまだ分かっていませんが、人間が進化する途上あるいは猿だった頃に集団行動していた際の名残(同じ時間に寝るためのサイン?)という説があります。


Q.何故お腹が減るとグーッと音が鳴るの?

A.何故お腹が減ると「グーッ」という特徴的な音が鳴るのかというと、これは胃の中にある食べ物を腸へ押し出す際の「胃の活動」によるものと考えられます。特に胃の中が空っぽになった際には次の食事に備えるため、胃を活発に動かして残りカスを全て腸へ運ぼうとします。それにより音が鳴るのです。

すなわちお腹が減った状態とお腹が鳴る事は実は全く関係がありません。胃に入った食べ物が胃からなくなるタイミングと、普段食事をする時間(学校や仕事では時間が決められている事が多いため)がたまたま重なっているだけです。




Q.何故ゲップやオナラが出るの?

A.食べ物を噛んで食道~胃~腸へ運ぶ際には空気も飲み込んでいます。その空気が胃や腸に溜まる事でゲップやオナラの元になります。例えば一度に口の中へ入れる食べ物の量が多かったり、よく噛まずに食べ物を飲み込むような「早食い」の人ではゲップの量が多くなり、それに伴ってオナラの量(それによりオナラや便の臭いも強くなると言われている)も多くなります。特に腸では腸自体の活動及び腸内細菌の活動によってガスが発生し、これによってもオナラの元になります。すなわち腸に長く留まるような食べ物(食物繊維、デンプンなど吸収の遅い糖、その他栄養に関わらず暴飲暴食)をたくさん食べるとオナラの量は増えます。

ちなみにオナラについて言えば「サツマイモを食べるとオナラが出る」とよく言われます。これはサツマイモに含まれるデンプンは消化・吸収が遅く、腸の活動を促進させる事でガスが発生しやすくなるからです。また食物繊維は消化酵素では分解できず腸内細菌によって分解されます。つまり食物繊維を分解する際にもガスが発生するため、それによってオナラが出やすくなると考えられます。オナラは我慢すると腸内環境を悪化させると言われており、我慢するのは健康に良くありません。したくなったらトイレに行きましょう。


Q.何故お酒を飲むと酔っ払う?

A.お酒にはアルコール類の一種であるエタノール(別名:エチルアルコールまたはエチルハイドレートまたは酒精)が含まれています。エタノールには中枢神経の働きを抑制して麻痺させる作用があるため、これによっていわゆる「酔い」の状態になります。しかし中枢神経は呼吸や体温調節など無意識的に行われる「生命の維持に必要不可欠な機能」を管理しているため、エタノールの量によっては呼吸などが停止してしまう事があります。それが「急性アルコール中毒」と呼ばれるものです。

エタノールは肝臓で酸化させられる事で「アセトアルデヒド」という物質になりますが、このアセトアルデヒドが蓄積すると二日酔いの原因になると言われています。またこのアセトアルデヒドは更に無害な「酢酸」へと代謝されますが、「エタノール→アセトアルデヒド」及び「アセトアルデヒド→酢酸」と代謝する能力には個人差があり、これは生まれつきのものです。つまりお酒に弱い人は生まれつき弱く、いくら大人になってから飲んでも決して鍛える事はできません。

尚、アルコールは長期に渡る過剰摂取によって脳萎縮を起こす可能性がある他、アセトアルデヒドには発癌性があると言われています。お酒に弱いのに無理をして飲み続けたらどうなるでしょうか・・・考えるまでもありません。ちなみにエタノールは人間を含む殆どの生物に対して毒性を有していると言われています。人間と同じように酔っ払うだけで済めば良いのですが、分解する能力のない生物では即死に至る(そもそも人間も排出能力が高いだけで、完全に分解しているとは言えない)他、特に殺菌作用があるため、その生物が生きる上で必要不可欠な菌を死滅させてしまう事があります。


Q.何故蚊に刺されると痒くなるの?

A.蚊は人間や動物の血液を吸い、血液中に含まれる蛋白質を栄養源にして卵を発達させます。そのため血液を吸うのはメスだけです。オスはというと花の蜜や果物の果汁などを吸います。ただし中にはメスでも血液を吸わない種がある他、メスも血液だけを吸う訳ではありません。

蚊は血液を吸う際、針のように先が尖ったストローを突き刺します。その際には血液を固まらせないために唾液を注入します。この唾液に含まれる蛋白質が痒みの原因になると言われています。この痒みはアレルギー反応の一つであり、人によってその反応の大きさは変わります。ハチではアナフィラキシーショックと言って生死に関わるようなアレルギー反応を引き起こす事で知られていますが、稀に蚊でもそのようなショック症状を起こす事があります。また代わる代わる人を指す事で様々な伝染病の媒介にもなっており、実は地球上で最も人間を死に至らしている生物と言われています。

ちなみに蚊は「菌の種類の多さ」を元に血液を探しているとされています。よって菌が付着しやすい部位または菌が繁殖しやすい部位を清潔に保つ事で、周囲の蚊を寄せ付けなくさせる事ができます。具体的に言えば足、膝の表面、膝の裏側、お尻、股間、ヘソ、脇の下、背中、首の根元、手、鼻の穴、耳の穴、口、顔、髪の毛ですね。ただし洗い過ぎて表面が傷ついたり、古い皮膚の洗い残しがあると逆効果になります。毎日少しずつ優しく洗う事が重要です。




Q.何故便は茶色い?どうして尿は黄色い?

A.便には赤血球の残骸が含まれていると言われています。赤血球は120日ほど寿命があると言われており、寿命が尽きる度に古くなったものは壊され、新しいものが補充されています。壊れた赤血球は体の外へ捨てられる事になり、それがステルコビリンなどの色素となって便に混ざります。それによって茶色く変化するのです。つまり茶色くない便は「赤血球が正常に新陳代謝されていない証拠」と言え、健康状態を知る指標の一つになります。

ちなみに赤血球からステルコビリンになる過程としては、赤血球内のヘモグロビンを構成するヘムが分解される事でビリルビンになり、そのビリルビンが腸内細菌によって還元(酸素が奪われる反応や水素と化合する反応の事)されてウロビリノーゲンになります。このウロビリノーゲンは腸から吸収されて尿として排出され、これにより尿は黄色になります。一方、腸内に残ったウロビリノーゲンも還元されステルコビリノーゲンとなり、更に酸化させられてステルコビリンになります。これが便の茶色の元になります。


Q.何故血が出る?何故血は赤い?何故血管は青い?

A.細胞は酸素や水分、更には材料となる蛋白質やエネルギーとなる糖や脂肪がなければ活動する事ができません。よって一つ一つの細胞隅々にまでそれらを運ぶ必要があり、その役割を果たしているのが血液です。しかし血液があってもそのままでは拡散してしまうため、目的の場所に目的に応じた量の血液を運ぶ必要があります。その役割を果たすのが血管です。血管は皮膚表面、毛、爪以外では通っていない場所を探す方が難しく、それだけ体中に張り巡らされています。ですから皮膚を傷つけるとすぐに出血するのです。尚、出血しても止まるのは集合して固まる作用を持つ血小板によるものです。

では、何故血が赤いのかというと、これは赤血球を構成しているヘモグロビン(正しくはヘム)が赤色をしているからです。また赤血球は酸素が含まれるほど赤くなるため、体の奥深くにある動脈を流れている血液では鮮やかな明るい赤色をしています。一方、体の表面を流れている静脈の血液は酸素を含む量が少ないため、例えば普段膝を擦りむいた際に見るような血液は実は暗い赤色をしているのです。見る機会はないに等しいですが動脈の色は我々が想像する異常に明るい色をしています。

しかしそんな血液の色とは違って皮膚の上から透けている血管は青い色に見えます。一方、皮膚の薄い場所、例えば瞼の裏側や眼球では赤い色の血管を見る事ができますよね。つまり血管自体は無色透明(若干淡い黄色)であり、青い色はついていないのです。では何故血管が青く見えるのかというと、これは単純に皮膚が青い光を反射しやすく、赤い光は反射しにくく吸収されやすいからです。皮膚を通して見る事で光の反射が変化し青く見えるという訳です。尚、これは全然関係ない事ですが、血管を全て直線に繋いでいくと地球を2周半前後できるほどの長さになるそうです。

ちなみに人間の肌の色や髪の毛の色は2種類のメラニン色素の割合や量(赤色のユーメラニン・茶色~黒色のフェオメラニン)によって変わります。肌ではメラニン色素が多い場合、様々な色の光を反射せずに吸収し、それによって黒い色に見え、その黒い色によって青い色は目立たなくなります。逆にメラニン色素が少ない場合、様々な色の光を乱反射(通常の反射では鏡になってしまう)する事で白く見え、それにより青い色もハッキリ見えるようになります。男性も女性も血管が全体的に少し浮き出ていた方がセクシーですよね?あれそう思うの私だけですかね。




Q.何故走るとお腹が痛くなるの?

A.何故走るとお腹が痛くなるのかというと血液が足りなくなるからです。血液は骨の中にある骨髄で主に作られていますが、運動では大量の血液を必要とするため、一時的に血液が足りなくなる事があります。その時には実はお腹の「脾臓(左の脇腹付近)」の中にある血液が使われます。特に食後すぐの運動では食べ物を消化するための臓器に血液が送られているため、運動を行うための血液が足りなくなります。これにより脾臓が空っぽになり、横っ腹が痛くなるのです。

尚、脾臓は免疫反応に関わる重要な器官であり、特にリンパ球を成熟させる役割がある他、血液を作る役割、古くなった赤血球を壊す働き、一時的に血液を蓄える役割などがあります。脾臓に蓄えられる血液の量はあまり多くありませんが、運動の際に筋肉に送る事でより多くの酸素や栄養を運ぶ事ができます。一方、脾臓の血液を作る能力が発揮されるのは、骨髄だけでは間に合わないほど血液が不足している場合のみで、普段脾臓では血液は作られていません。


Q.何故お風呂に入ると指がシワシワになるの?

A.皮膚の表面は皮脂などでコーティングされており、普段は水を弾きます。また水だけでなく様々な異物を侵入しないようバリアの役割を果たしています。それが長時間水に浸していると表面のコーティングが流されるため、皮膚は水を吸って膨らみます。しかしある程度の深さまで行くと水を吸っても膨らまない層や膨らみにくい層、あるいは水を弾く層に行き当たります。つまり表面にある水を吸収して膨らんでいる場所と、水を吸収せずに膨らまない場所とで差が生まれ、柔らかくなった表面の層がそれより下にある硬い層に引っ張られる形になります。それがシワとなって現れます。何故足の裏側や手の平で起こり、他の皮膚では起こりにくいのかというと、足の裏や手の平ではそのような水を吸って膨らみやすい層(角質層)が他よりも分厚いからです。

ちなみに濃度の低い液体と濃度の高い液体がある時、濃度の低い方から高い方へ流れ、平衡を保つ性質が生まれます。これを浸透及び浸透圧と言います。つまり人間の体内の濃度よりも高い海水が周囲にある場合、そのままでは体の中にある液体がどんどん海水へ流れ出てしまいます。しかし前述のように皮膚には水分を通さない層があるため、体内のものが外へ流れ出る事はありません。通常の水と海水では後者の方がシワシワになりやすい?ように思いますが、そのように水を弾く皮膚に阻まれるため、濃度の高さはあまり関係がない(表面の角質層は浸透圧の影響を多少受けるが特に問題ない)のです。ちなみに温度の高さも関係ありません。水だろうとお湯だろうと長時間浸せば皮膚の表面が水を吸収してシワができます。