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2018年2月18日日曜日

足の裏側にある「土踏まず」何のためにあるの?

実は足の裏側にある土踏まずは生まれつきある訳ではなく、成長過程で歩行を行う事で少しずつ形成されていきます。特に人間が歩行する際には足の踵から着地し爪先から離れ、この際には重心が足の踵→外側→拇指球周辺→爪先と順番に通っていきます。つまり土踏まずがない(いわゆる扁平足)とその順序が崩れて重心の移動が適切に行われず、体のバランスを取るのが難しくなります。

土踏まずは7~8歳頃には形成されると言われています。それ以降の年齢になっても土踏まずが正常に形成されない原因は様々ですが、例えば足に合わない靴を履き続けたり、単純に歩いたり走ったりする習慣がなかったりする事で起こります。また体重の増加から足の裏側にあるアーチ(衝撃を分散する橋のような構造の事)が潰れ、土踏まずがなくなってしまう事もあります。その結果、足が疲れやすくなったり、怪我に繋がるリスクが高まります。つまり運動に適した体の状態ではなくなるため、肥満にも繋がる可能性もあります。

ちなみにスポーツ選手等では足の裏側にある筋肉が発達する事で、土踏まずがなくなったように見える事もあります。しかし足の裏側にある筋肉を鍛えるとその筋肉が衝撃を吸収する役割を果たしますし、そもそもスポーツ選手は効率良く体を動かす事ができ、素早い重心移動にも優れていますから、そんな心配はいらないでしょう。一方、足の裏側にある筋肉は意識して鍛える事が難しく、怪我をしたりして日常的に足の裏を使わない日が続くとすぐに衰えてしまいます。鍛えるには継続が必要です。