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2018年4月12日木曜日

日焼け止めの正しい使い方を教えて

太陽などから降り注ぐ紫外線は波長によって分類され、近紫外線、遠紫外線、極紫外線に分けられます。この内、地上にまで届くのは「近紫外線」であり、更にこの近紫外線は「UVA」「UVB」「UVC」に分けられます。この3種類の内UVCだけは大気に吸収されてしまうため、UVAとUVBが地表まで到達し、我々の皮膚に降り注ぎます。そしてこのUVAとUVBの内、UVAの方が細胞内にあるDNAを損傷させ、UVBの方が皮膚表面に影響を与えると言われています。これにより老化及び日焼けが起こります。

いわゆる「日焼け止め」においてよく聞く「SPF」というのは「UVB」を防ぐための指標の事、「PA」というのが「UVA」を防ぐための指標の事です。では、例えば「SPF50」というようにSPFの後に来る数字は何なのか?というと、これは「通常の日焼けをするまでの時間と比べてどの程度(何倍)持つか?」という意味があります。天気や季節にもよりますが、日焼けは最低20分程度で起こると言われているので、SPF50では20分×50で1000分、すなわち「16時間半前後UVBを浴び続けても、日焼けしない程度の防御力がある」という事になります。一方、PAは「PA++++」となっていて、こちらは単純に+が多いほどUVAに対する防御力が高い事を意味しています。ただしどちらも水で洗い流されたり、風で吹き飛ばされたり、手で肌を触ったりして日焼け止めが剥がれるため、一度塗っただけでは不十分です。効果を持続するには定期的にムラなく塗り続けなければなりません。

尚、日焼け止めには「紫外線を吸収するタイプ」のものと「紫外線を反射させるタイプ」のものがあります。吸収して防御するタイプはSPFやPAの高い日焼け止めが多いですが、敏感肌の人では刺激(刺激にならないようコーティングされたものもある)になる事があります。一方、反射して防御するタイプは刺激は抑えられますが、ムラなく塗る事が難しかったり肌への違和感(ベタつく等)が出る事があります。自分の肌に合わせて利用しましょう。また前述のようにSPFとPAでは役割が違うので、例えば「肌は黒く焼きたいが老化はしたくない」という人はSPFが低くてPAが高い日焼け止めを選ぶと良いかもしれません。