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2017年5月21日日曜日

殆どの風邪に抗生物質は効かない?

抗生物質というのは細菌の増殖を防ぐ効果があります。しかし風邪の多くはウイルス性であるため、抗生物質は効きません。また抗生物質は胃や腸に存在する細菌も死滅させる事があり、人によっては下痢を引き起こす事があります。

尚、言うまでもない事ですが「風邪を移すと治る」事はありません。風邪に最も効果的なのは「免疫力が低下しないようにする事」です。特に体調が悪い時は食欲が低下し、食事量が減ってしまう事があります。食事量が減るとエネルギー不足によって免疫力が低下し、風邪が長引いてしまうでしょう。風邪になった時には意識的にビタミンCを補給したり、ゼリーのような消化の良いものや、スポーツドリンクなどを利用して水分補給を行う人は多いのですが、ビタミンや水分はエネルギーにならないのでそれだけでは免疫力を高める事はできません。蛋白質と脂肪を摂取しカロリーを確保した上でビタミン、ミネラル、水分を補給しましょう。それは日常的に行う事で予防にも繋がるはずです。

その他、風邪に対する対処法として行われる事が多いのが「敢えて風呂に入る」「布団を大量に被る」などです。確かに体温が上がれば代謝が上昇し、免疫力を高め、風邪の原因となるウイルスを排出させる事ができます。しかし大量に汗をかいた場合、体から水分やミネラルが失われると共に急激に体温が下がり、それによって逆に免疫力が低下してしまう事があります。よって無理に体温を上げようとする必要は全くありません。また40度を超えるような体温でなければ無理に下げない事も重要です。