2017年9月28日木曜日

「豆知識集37」ダイエット・健康に関するQ&Aその18

この記事では『「ダイエットと健康」に関するQandA』、特に「日常で起こっている事(風呂、洗髪、電子レンジ、ドライアイス、温度、頭がキーンとする理由等)」に関する疑問について私なりにまとめています。相変わらず長文ですが、ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/9/28)


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Q.リンス、コンディショナー、トリートメント。何が違う?

A.コンディショナーやトリートメントはシャンプーで洗った髪の毛に水分や栄養を補給し、肌触りやツヤを持たせるためのものです。何を持ってコンディショナーやトリートメントとするかは様々ですが、基本的には「髪の毛の表面を保護する」のがコンディショナー、どちらかというと「髪の毛の内部から修復する」のがトリートメントです。ちなみに現在ではリンスはコンディショナーに名称が変わっており、効果にさほど違いはありません。

髪の毛の表面は常に外気に晒されています。特に湿度が低く乾燥している日が続いたり、あるいは風の強い日に外出するような場合、必然的に髪の毛へのダメージは大きくなります。よって日常生活においてはトリートメントよりもコンディショナーの方がどうしても優先度は高くなります。一方、髪の毛の内部は外気には直接触れていないものの、特に気温や湿度の上下が激しい日が続いたり、髪の毛を雑に洗っていたり、あるいはストレスや不規則な生活が続くと、外側の損傷が内部にまで及ぶ事があります。すなわちトリートメントはコンディショナーほど頻繁に使う必要はありませんが、人によっては確実に必要となるケアと言えると思います。

使い方について簡単に説明します。基本的にはコンディショナーもトリートメントも髪の毛を洗った後に使用します。使う頻度は違いますが、使い方には違いはありません。まず適量を手に取った後、毛先の方から順に根本まで馴染ませていきます。何故毛先が最初なのかというと、根本から先につけてしまうと髪の毛ではなく頭皮につきやすいからです。髪の毛で最も傷んでいるのは毛先なので、毛先を優先し、少ない残りを根本に丁寧に馴染ませるようにしましょう。そうして髪の毛全体に馴染ませたら成分が髪の毛に浸透するまで数分~数十分待ち、それから洗い流します。その間には体を洗ったり浴槽に浸かったりするのも良いですね。

コンディショナーもトリートメントも粘り気があるので、頭皮への洗い残しには特に注意が必要です。頭皮に洗い残しがあった場合、それを放置すれば臭い、毛穴のつまり、炎症、痒みの原因になります。洗い終えた後、指先で軽く頭皮を優しく触ってみてヌメヌメしない事を確認しましょう。ただし念入りに洗い落とす際に頭皮や髪の毛を強く擦ってしまうとそれが逆にダメージになってしまいます。髪の毛へつける際も洗い落とす際も必ず丁寧に優しく行うようにしましょう。


Q.どうして毎日お風呂に入る必要があるの?

A.おそらく殆どの日本人が「毎日夜にお風呂に入る(浴槽に温水を溜めて浸かる)」という習慣が当たり前だと考えていますが、日本以外ではそうではありません。特に欧米諸国では浴槽に浸かるという習慣がない人の方が多く、シャワーで済ましてしまう事が殆どだそうです。日本人のように浴槽に全身浸かれば手の届きにくい背中や股間付近など溝となっている場所の皮膚を柔らかくする事ができ、シャワーによる洗い流し効果が上がります。そのため毎日浴槽に浸かる事は非常に清潔的と言えると思います。一方、シャワーだけでは水に触れている時間が短くなり、皮膚表面が柔らかくならないまま終わってしまいます。そのため自分では綺麗に洗い流したと思っていても、背中や溝となっている場所はあまり洗えていない事が多いのです。欧米人は日本人よりも体臭がきついとよく言われますが、それはそういった理由からの洗い残しが原因の一つ(その他ジャンクフードと植物性食品の量等)となっているかもしれません。

しかし実は現在から数千年前の古代文明の時代に、温水または冷水を利用した公衆浴場が既に存在していたと言われています。つまり温水または冷水を浴びたり浸かったりする文化は、その時代から一般人に受け入れられていたのです。またスポーツ施設に併設された浴場は「心と体を清める」という今で言う「スポーツマンシップ」のような考え方の元になったとも言われています。しかし宗教・安全(男女混浴+裸だったため好ましくないとされた)、衛生(流行り病やそれに関する噂)等の観点から、時代が進むにつれて徐々に廃れていったそうです。

当の日本においては仏教の伝来(記録上では飛鳥時代の西暦552年頃とされている)と共に「体を川や滝などの水で清める」という部分から伝わったと考えられています。そしてそこから少し進んだ奈良時代にようやく風呂の原型が生まれます。ただし当初作られた風呂は実際に水を浴びる訳ではなく、薬草などを溶かした湯を沸かし、その蒸気を浴場内に充満させるいわゆる「蒸し風呂(サウナ)」がメインだったそうです。もちろん浴槽に浸かる形式もあったのですが、蒸し風呂とは全く別物という扱いをされており、元々「風呂」という言葉は「蒸し風呂」を指す言葉でした。それがいつ頃(少なくとも江戸時代には庶民の間に定着)から現在の形式になったのか定かではありませんが、時代が進むにつれてその2つが融合し、現在の風呂になったと考えられます。

その他、日本は水が資源として豊富に存在する国であり、一般家庭でも水を確保するのが容易だったという事も関係しているでしょう。気温が年中高く雨が降らないような国では水は貴重な資源なので、毎日お風呂に入るためだけに水を使うのはもったいない(川や湖があればそこで水を浴びれば良い)と感じる人が多いようです。また年中気温の低い地域ではそもそも汗をかかないので、体を温める目的でたまに温水に浸かる事はあっても毎日は浸かりません(やはり液体の水は貴重)。




Q.どうしてお風呂のお湯は上の方が温かいの?

A.水はその温度によって重さが変化し、温かいほど軽くなり、冷たいほど重くなる特徴があります。そのため浴槽内に溜まっているお湯の中で温度の違いが生まれると、温かい水が上の方へ移動し、冷たい水は下の方へ移動します。これが上の方が温かい理由です。

これを踏まえ、水温の上がり方や下がり方を考えてみます。もし水温よりも室温の方が低い場合、水面近くにある温かい水は外気に触れて温度が下がり、浴槽の底の方へ移動します。お湯が冷める際にはそうして自然に水の循環が生まれるので、水温はどんどん下がってしまいます。逆に言えば、水面近くの水を先に冷やした方が効率良く水温を下げる事ができる訳です。

一方、水温よりも室温の方が高い場合、上の方にある水ばかりが温められ、温かい水が水面近くに溜まります。その水面近くに溜まった温かい水はすぐ下にある冷たい水を温め、それによって水温は少しずつ上昇していきます。しかし温かい水と冷たい水の境界付近でしかその循環は生まれないので、浴槽いっぱいの水を全て温め切るためにはかなりの時間がかかってしまいます。よって水を温める際には浴槽の底にある水から熱した方が効率が良い訳です。浴槽の底にある水を熱すると、温まって軽くなった水が自然と上に行き、循環が生まれ、水温を素早く上げる事ができます。


Q.フケってそもそも何なの?

A.皮膚にある細胞は活発な新陳代謝を繰り返しており、内側にある新しく作られた細胞が外側にある古い細胞を押し出しています。これによって皮膚を健康に保っている訳です。またそうして皮膚表面に移動してきた古い細胞はやがて活動を停止し、いわゆる「角質」となります。皮膚への刺激が強い場所ほど新陳代謝が活発に行われるので、手の平や足の裏では角質が分厚くなります。

頭皮も「皮膚」であるので、全身の皮膚と同じように新陳代謝が行われています。しかし頭皮は手の平や足の裏のように何か大きな圧力が常に加わっている訳ではありませんから、古くなった細胞はそのまま剥がれ落ちます。これがいわゆる「フケ」となる訳です。

尚、紫外線を浴びると活性酸素が発生します。活性酸素は皮膚細胞を老化させるため、それに抗おうと頭皮表面の新陳代謝を活発にします。すなわち直射日光を浴びるとフケの量はどうしても増えてしまいます。それだけならまだ良いのですが、あまりに大量の紫外線を浴びた場合、細胞の修復が間に合わず、頭皮の奥にある細胞まで老化させてしまう事があります。そこに過度なストレス、運動・睡眠・血流・酸素・栄養不足等が重なって新陳代謝のバランスが損なわれると、髪の毛を作る細胞にも悪影響を及ぼします。つまり薄毛に繋がる事になります。フケが出ている今の内に何らかの対策をする必要がある訳です。




Q.赤い炎と青い炎。どうして温度で色が変わるの?

A.燃える事のできる対象物(燃料)の温度が上昇していくと、次第に周囲の酸素と反応して熱や光を発するようになります。これを「燃焼(熱の出る酸化反応の事)」と言い、その時に出るのが火あるいは炎です。燃焼は熱をきっかけにして対象物を酸化させ、より安定化した物質へと変化させる反応です。しかし物質を安定化させるには余分なエネルギーを外へ排出しなければならず、それが熱や光になるのです。つまりエネルギーがあるほど激しく燃焼し、外に発する熱や光も多くなります。

例えば木が燃える場合を考えてみますが、木を熱していくとまず木に含まれている水分が蒸発し、それと共に木に含まれていた成分がガス(メタンなど燃えやすいガスが発生するため)として発生します。それと木に含まれる炭素が燃料となり、それらが酸素と結合する事で燃焼、余分なエネルギーが熱や光となって外へ排出されます。つまり木の周囲にある酸素の量、木に含まれている燃料となる成分、そして単純に燃料となる木の量によって「燃えやすさ」は大きく変わります。しかし燃焼する際に木の周囲や内部へ酸素を送り込む事ができる場合は別として、通常木が燃焼する際には燃料の量に比べて酸素の供給が十分でない場合が殆どです。酸素の供給が不十分な場合、例え燃料があっても燃焼が十分に行われず、いわゆる「不完全燃焼」の状態になります。不完全燃焼になると炭素の微粒子である「スス(煤)」ができ、実はこれが熱せられる事で「明るい赤色」を発しているのです。ちなみに不完全燃焼では「二酸化炭素」ではなく「一酸化炭素」が発生します。

一方、キッチン等にあるガスコンロでは燃料となるのはメタンやプロパンなどの気体です。それらのような燃えやすいガスも不完全燃焼の状態では同じように赤い炎になりますが、ガスコンロでは効率良く熱を発する事ができるよう、燃料の量に応じた酸素の量を供給する機能が備わっています。そのバランスが整っている事で完全に近い状態で燃焼させる事ができ、炎の色は赤ではなく青になります。尚、この青色も「燃焼した際に発生した不純物が熱せられる事で発する色」です。確かに効率良く燃焼していて温度も高いのですが、温度が高いから青色なのではありません。宇宙に輝く星が温度によって色が変わる(赤→橙→黄→白→青の順で温度が高い)のとは別の話です。

尚、そのまま木を燃焼させていくと次第に黒くなっていきます。この際には木に含まれていた炭素化合物と空気中の酸素が結合する事で二酸化炭素が発生します。一方、酸素と反応しなかった炭素化合物は熱によって分解・気化し、気化しなかった一部の炭素分が残ります。これによって「炭」ができます。炭と聞くと燃焼しづらいように思いますが、炭に含まれる炭素と空気中の酸素が結合する事で熱や光を発するので燃焼させる事ができます。炭を燃料に使う事ができるのはこれがあるからです。


Q.電子レンジはどうやって食べ物を温めているの?

A.電子レンジは対象に向かってマイクロ波と呼ばれる波長の短い電磁波(電波)を照射します。このマイクロ波が物質に吸収されると、内部にある水の分子を高速で振動させる事ができ、水の分子が擦れ合う際の摩擦によって熱が生まれます。電子レンジはこの仕組みによって物質を内部から均一に温めています。尚、その仕組みのため、電子レンジは水分が含まれていないものを温める事ができません。

具体的に説明すると、まず水の分子は「プラスの電荷を持つ2つの水素原子」と「マイナスの電荷を持つ1つの酸素原子」が結合したものです。例えるなら某ミッ●ーマウスのマークですね。ただし通常それぞれの分子はその向きが皆バラバラで統一性がありません。その状態でただ一定方向へ振動させても上手く擦れ合いませんから熱も生まれません。しかしそのように水の分子の中で電荷に偏りがある事で、マイクロ波を照射した方向へ分子の向きを揃える(下から照射すればプラスが上に、マイナスが下になる:ミッ●ーで例えるならプラスの2つの耳が上になる)事ができます。つまり照射する電磁波の向きを変えると、その電磁波の向きに応じて水の分子も向きも変わる事になります。電子レンジではそうして電磁波の向きを高速で変え、それを繰り返しす事で隣合う水の分子同士を擦れ合わせます。これにより大きな摩擦熱が生まれ、物質を温める事ができるのです。




Q.どうしてドライアイスに触るとヤケドするの?

A.ドライアイスに触れた際に起こるヤケドは、高い温度に触れた際に起こる「火傷」ではなく、低い温度に触れた際に起こる「凍傷」の一種です。凍傷とは体の中にある水分が凍る事によって起こる諸症状の事です。特に血液が凍るとそこから先の細胞への血流が断絶され、それが続けば細胞はやがて壊死し機能を失います。また水分が凍った際には結晶化し、その結晶の棘が健康な細胞を傷つけてしまいます。ドライアイスに触れた際の指先でも、ごく局所的ではありますがそれが起こっているのです。

尚、手で触れたドライアイスを「冷たい」と感じる事ができるのは、体の表面及び体内の温度が下がる事を知覚しているからです。例えば液体窒素のような極端に温度差がある場合では、冷たいや寒いなどと感じる前に細胞が凍った際の痛みを先に感じると思われます。しかし前述のように血液が凍って血流が断絶されれば、いずれその痛みを知覚する神経細胞も壊死し、最終的には痛みすらも感じなくなっていくはずです。ちなみにいわゆる「霜焼け」は1日の気温差及び皮膚表面温度の低下から来る血行不良により生じる炎症の事、またその霜焼けの状態で乾燥し皮膚が割れる事を「皸(あかぎれ)」と言います。

また温度は物質を伝います。つまりドライアイスはその温度を伝える空気、あるいはその温度に直接触れている指があるからこそ冷たいと感じる事ができるのです。空気がない環境ではドライアイスに直接触れなければ冷たいと感じる事はできません。同じく例えば宇宙は約マイナス270度ですが、宇宙には温度を伝える物質が殆どないので、例え裸でも寒いや冷たいなどとは感じる事はありません(塵などに直接触れてそれに体温が奪われる可能性はある)。


Q.冷たいものを食べると何故頭がキーンとするの?

A.冷たいものを食べた際に頭がキーンとなったり、頭痛が起こったりする事を「アイスクリーム頭痛」と言います。まず冷たい食べ物を食べると口の中の温度が急激に下がり、周囲の血液が冷えてしまいます。その反射として頭や口に通じる血管を一時的に膨張させ、どうにかして血液を送って体温を保とうとします。それが頭の血管付近で起こると周囲の神経を刺激し、頭痛の原因になります。また冷たい食べ物が口や喉を通過する際にはその周囲の神経を刺激し、その電気信号を脳が勘違いする影響でも頭痛が起こるそうです。