2017年8月24日木曜日

「豆知識集32」ダイエット・健康に関するQ&Aその13

この記事では『「ダイエットと健康」に関するQandA』、特にダイエットというよりも「健康に関する迷信・巷でよく言われている事」について私なりにまとめています。相変わらず長文ですが、ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/8/24)


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Q.ヘソのゴマを取るとお腹が痛くなる?

A.赤ちゃんが母親の体の中にいる時にはヘソの緒から血液を貰って成長しますが、ヘソの緒は出産後に人為的あるいは自然に切り離され、その痕として残るのが「ヘソ」です。ヘソの裏側には脂肪や筋肉がないので大きく窪んでいます。そのため垢が溜まりやすく、それが固まったものが「ヘソのゴマ」と呼ばれます。尚、ヘソはお腹の中央にあるとは限りません。人によって上下左右にズレる事があります。もちろんズレても何の問題もありません。

長期間に渡って溜まったヘソのゴマでは匂いの元にもなっている多くの細菌が繁殖しており、衛生的に良いとは言えません。よってヘソを触った手でそのまま食事をすれば、食中毒などに繋がる可能性はゼロではありません。また前述の通りヘソの裏側には脂肪や筋肉がないため、ヘソのゴマを無理に取ろうとすればその刺激が腹痛の原因になったり、稀にヘソにできた傷から菌が入って腹膜炎などを起こす事もあります。その他、胃や腸は精神的なストレスに大きく影響を受けるため、「ヘソのゴマを取ったから腹痛になる」と気にし過ぎると余計に腹痛になりやすくなります。腹痛の由来はこういう所から来ていると思われます。

もしヘソのゴマを取るのであれば、オリーブオイルなどのような植物性の油を綿棒などにつけて優しく取り、その後ヘソの周囲と手を消毒しましょう。またヘソのゴマが溜まらないようにするには、風呂に入る度に周囲を優しく洗う(特に風呂場から出る最後に洗うと良い)と良いでしょう。


Q.秋茄子は嫁に食わすな?

A.この迷信の由来はいくつかあり、「秋ナスは美味なので憎い嫁に姑が食わせないようにした説」「秋ナスは種子がないので子宝に恵まれなくなる説」「ナス科は毒性を持つアルカロイドが含まれており過食してはいけない説」「水分量が多く利尿作用があるため母体に良くない説」が挙げられます。

いずれも過食しなければ問題ありません。というよりそもそも過食すればどんな野菜だって何らかの悪い影響が出やすくなるはずで、これはナスに限った事ではないのです。ちなみに同じナス科のジャガイモ(芽や小さいものには含有量が多いので注意)にはソラニンと呼ばれる毒性のある物質(アルカロイド)が含まれていますが、ナスには含まれていません。食べ過ぎは良くありませんが、過度に心配する必要もないでしょう。


Q.何故夢には記憶にないものが出てくるのか?

A.人間は睡眠時に浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返しており、レム睡眠は脳が起きていて体が寝ている状態、ノンレム睡眠は脳も体も寝ていて真に全身を休めている状態になっています。この内、夢を見るのは浅い眠りのレム睡眠の時であり、この時には脳内で記憶の整理が行われていると言われています。

しかし夢の中には自分が見た事がないような訳の分からないものが出て来る事もあります。これは「意識せずとも見聞きしたものはしばらく頭の中に残っている」からだと考えられます。意識して見聞きした訳ではない記憶は長時間定着せず、自分の意志で思い出す事はできません。しかし実際には頭の中に残っており、その断片が夢の中で出て来るそうです。また「記憶のピースをかき集めて無理やり表現されたもの」という理由も考えられます。例えば実際に雪山に行った事がない人でも「遭難する風景」を想像する事はできます。何故想像できるのかというと、「気温が低く寒い」「周囲が見えない吹雪」「防寒具」「体力が尽きて倒れる」などのピースをかき集めれば、その風景を再現する事ができるからです。つまり自分の頭でイメージできるものなら、どんなものだって夢に出てくるという事です。

尚、脳の構造は遺伝による影響を受けると言われていますが、例えば絵描きの仕事をしている親の子どもが何の努力もせずに絵が得意になるという事はありません。何故なら脳は特定の行動を繰り返す事によって鍛える事ができるからです。つまり親と同じように小さい頃から様々なものを見聞きした上で、絵を描き続けなければ意味がないのです。一方で「親の持つ後天的な恐怖体験は子どもにも遺伝する(後天的にだけでなく先天的にも)」と言われています。生物は自分の生命に危機が及ぶような体験を回避する事で生き残り、その種が進化してきた結果が今の地球な訳ですから、考えてみれば自然な事です。しかし親が恐怖に対して神経質でもその子どもが神経質になるとは限りません。何故なら恐怖体験は実際に体験しなければ恐怖として記憶されないからです。遺伝子的に頭の中に残っていてそれが「いざ」という時に出たとしても、意識的に取り出して記憶するかどうかは本人の意志次第なのです。

ちなみに睡眠中に見ている夢の中においては、稀に自分の意志で行動をする事ができ、またその内容を隅々まで覚えている事があります。そのような夢の事を「明晰夢」と言います。ただし現在でも明晰夢が見られる明確な条件が分かっていないため、自分で意図的に明晰夢を見る方法はありません。また明晰夢では驚きや恐怖などが脳にとって刺激になりそれが目覚めるきっかけになる他、夢を自覚すると途端に思考が加速し、複雑な事を考えようとするほど脳が活性化するため、勝手に眠りから覚めてしまう事が多いです。よって例え明晰夢を見る事ができたとしても、残念ながらそれを自分の意志で長続きさせる事はできません。




Q.小さい頃から菌に触れさせた方が良い?悪い?

A.まず菌に触れる触れない以前に、前提条件として「皮膚疾患がない事」というのがあります。皮膚はバリア機能があり、外界からの異物の侵入を防いでいます。つまり皮膚疾患がある状態ではそのバリア機能が低下しており、異物が入りやすい状態になっているのです。その状態で菌に触れれば体の中で必要以上に抗体を作ってしまい、将来的に過剰なアレルギー反応を起こすアレルギー体質・炎症体質の原因になる事があります。よって菌に触れさせる前に皮膚疾患を根本から治療しておく事が重要です。

また皮膚疾患が治療できていない状態では「食べ物を触った手で皮膚に触れない」という事も重要です。前述の通りバリア機能が低下している状態では皮膚からも食べ物の成分が入りやすくなっています。つまりこれから「色んな食べ物を食べて体を大きくしよう」という前の段階で、食べ物の成分が皮膚から入る事で必要以上に抗体が作られてしまい、それが食物アレルギーの原因になる事があるのです。これは子どもももちろんですが、特に様々な食べ物を食べる事のできる親が注意すべき事です。

そして皮膚疾患を治療した後ですが、やはり「特定の菌や成分にばかり触れる事」も避けなければなりません。これも体内で必要以上に抗体を作ってしまう原因になります。食物アレルギーに関しては特にそうですが、好物だからと言って毎日毎日食べ続けると突然発症する事があります。注意しましょう。


Q.食べたらすぐに歯磨きをした方が良い?悪い?

A.口の中に食べかすなどが残っていると、それを餌に細菌が繁殖しやすくなり、しばらくすると「歯垢(プラーク)」に変わります。しかし歯垢になるためにはだいたい8時間程度かかると言われています。よって食べた後すぐに歯を磨かなくてもさほど問題はありません。

重要な事は「食後に口の中にできるだけ食べ物が残っていない事」です。そのためにはゆっくりよく噛んで食べ物を細かくし、唾液を分泌させてその食べ物を柔らかくする必要があります。人間は噛む事によって唾液を分泌させ、その唾液によって口の中を清潔に保つ事ができます。また細菌の餌となる糖を含まないような飲み物を食事の最後にも飲んだり、小まめに水分を補給して口の中が乾かないようにする(鼻呼吸を意識する事)と良いでしょう。尚、歯垢が石灰化して歯に沈着したものを「歯石」と言いますが、歯石に移行すると通常の歯磨き粉や歯磨きでは除去する事が難しくなります。予防が必要です。


Q.足は何故痺れるの?

A.足が痺れるのは神経が圧迫される事で機能しなくなるからです。それに加えて周囲の血管では血流障害が起こるため、それが神経を刺激する事で更に痛みが倍増します。稀に寝相で手が痺れる事があります。手の指は足の指よりも神経が密集し細かく枝分かれしているため、よりピリピリとした痛みが出ます。

尚、足が痺れると手で触れても触れられているかどうか分からなくなりますが、これは感覚神経が麻痺しているからです。また足が痺れるといつもより足が重く感じ、自分の意志で上手く動かす事ができなくなりますが、これは運動神経も麻痺しているからです。しかし大抵は一時的なもので数分経てば元に戻ります。




Q.子どもの頃の「おねしょ」何故するの?

A.何故子どもがいわゆる「おねしょ(夜尿症)」をするのかについては様々な原因がありますが、最も大きく影響していると思われるのが膀胱の未発達です。膀胱は成長と共に大きくなり、尿を溜める事のできる容量が増えていきます。すなわち子どもと大人では昼夜限らず溜める事のできる尿の量が少ないため、無意識下の睡眠時におねしょをしてしまうのです。また子どもでは夜間の尿量をコントロールする抗利尿ホルモンの分泌も悪いため、それによってもおねしょの原因になります。更に悪夢やストレスが重なれば大人でも起こる事があります。

尚、気温が低くなるとトイレが近くなるという事がありますが、これは気温の低い時期では体温が上がりにくく、汗をあまりかかないからです。1日の尿量は1~1.5リットル程度(それを5回前後に分割する)と言われていますが、気温が低くなると汗として体の外へ出る水分の量が減るので、その代わりとして尿の量及び頻度が増える事になります。


Q.爪の色で病気が分かる?

A.爪は指先にある皮膚表面の角質が硬化したもので、ケラチンという硬化した蛋白質でできています。指先で何かに触れたり掴んだりした際には指先に大きな力がかかります。爪がない状態では指の甲側に力が逃げてしまい、十分に力を伝える事ができなくなってしまいます。よって裏側には支柱のようなものが必要であり、その役割を持っているのが爪なのです。これは動物の爪にも言える事です。足の指に爪がなければ大きな体重を支えたり力を上手く伝える事ができなくなり、素早い動作を行うどころか指が潰れて変形してしまうでしょう。

人間では子どもと大人では爪の伸びるスピードに違いがあり、年齢が若い方が伸びやすい傾向にあります。ただし大人でも指先をよく使う人ほど伸びるスピードが速くなり、爪も硬くなります。これは前述のように指先に力がかかる事で、それを支えようとするからです。一方、手の指の爪は根本から先端まで伸び切るためには最低でも3ヶ月以上、足の爪では半年以上もかかると言われています。また爪が全て失われた場合、稀に生えて来なくなる事もあります。気がつくと伸びている事が多い爪ですが、実は伸びるスピード自体はそこまで速くなく、大切に扱う(健康管理)べきです。

尚、爪の下には毛細血管が集中しています。そのため「血液の健康状態」による影響を受けやすいという特徴があります。また爪も体調の変化によって色や形、模様などに影響を受けやすく「長期的な健康状態」を知る事ができる場合があります。

簡単な例を挙げると、「爪の下に黒いホクロのようなもの+爪の一部が黒く変色:悪性黒色腫・何らかの病気に伴う色素異常」「爪に横の溝が何本も入る+変色+先端が横へ広がる:感染症・糖尿病等」「爪に細かい凹凸:乾癬・感染症」「爪に縦の溝が何本も入る:老化・胃腸の不調等」「爪に縦線+変色+厚み+脆くなる:爪白癬(水虫)または爪カンジダ」「爪の内側が白っぽくなる:貧血・腎機能障害」「爪の内側が赤っぽくなる:高血圧・多血」「爪の内側が青または紫っぽくなる:冷え・循環器障害」「爪が脆い・薄い・伸びない・小さい・爪の根元の白い部分がない:臓器不調・代謝低下・栄養失調」「巻き爪:甲状腺機能の不調・リウマチ等」があります。ただし素人が安易に決めつけてしまうのは危険です。何か異変があればすぐに病院へ行きましょう。


Q.便や尿の状態で病気が分かる?

A.便や尿もその時々の体調変化を知る事ができる指標になります。

便について簡単な例を挙げると、「水分が多い:水分過多・カリウム過多・抗利尿ホルモン分泌不全」「ドロドロ:緊張・食中毒・食物アレルギー・消化不良・過食」「水分が少なく一つ一つが大きい:脱水・食物繊維不足・腸内環境悪化」「硬くて小さくポロポロ:ストレス状態・栄養失調」「茶色:濃いほど腸に長く留まっている事を意味する」「白色:感染症・膵機能障害」「黒色:食堂~胃腸内での出血」「赤色:痔・大腸内での出血」があります。ちなみに赤ちゃんが最初にする便の色は緑色ですがそれは正常なので心配する必要はありません。

尿について簡単な例を挙げると、「無色透明・量や頻度が多い:水分過多・カリウム過多・抗利尿ホルモン分泌不全・緊張」「乳白色または排尿時の痛み:感染症等による膀胱炎や尿道炎等」「黄色:平常」「濃い黄色:大量発汗時・脱水等」「排尿時の心拍上昇:自律神経障害」「ピンク色:下剤服用時」「赤色または茶色:臓器不調または特定の薬投与時。即病院へ」「緑色・青色:特定の薬投与時。それ以外は即病院へ」「泡立つ:腎機能障害・肝機能障害、糖尿病等」「アンモニア臭や酸っぱい等臭いがきつい:糖尿病・腎機能障害等」があります。ただしやはり素人が安易に決めつけてしまうのは危険です。何か異変があればすぐに病院へ行きましょう。