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2018年4月24日火曜日

野菜を食べると体が冷える?

ミネラルの一種であるカリウムは体内にあるナトリウムと一緒に、余分な水分を体の外へ排出する作用があります。体の中に存在する水分というのは体温を決定する要素の一つであり、水分量が多いほど体温は変化しにくくなり、水分量が少ないほど変化しやすくなります。これは例えばコップ一杯のお湯と温水プールの水ではどちらの方が温度が変化しやすいか?という事と同じです。つまり水分量が少ないほど体温は上下動しやすくなるため、カリウムによって水分が排出された状態で、仮に深部体温が下がったりあるいは自分の周囲の温度が下がった場合、その影響をモロに受けて大きく体温が下がってしまう事があるのです。

一般的に野菜類にはそのカリウムが豊富に含まれていますが、その中でも特に水野菜は水分も豊富に含んでいるため、その相互作用によって強い利尿作用があると言われています。よく知られている野菜では、例えばスイカ、ナス、トマト、キュウリなどが挙げられますね。これらを大量に食べると尿の量が増え、体温が下がりやすくなる事があります。おそらくこれが「○○を食べると体が冷える」事の原理でしょう。人によっては下痢をしてしまう場合もあるかもしれません。

尚、その作用はナトリウムを一緒に摂取する事でバランスを取る事ができるため、少し塩味をつけると良いと思われます。塩分と聞くと悪いイメージしかありませんが、ナトリウムは冬のような気温の低い時期では血圧・体温を保つための機能をサポートする事ができます。そもそもナトリウムはカリウムと共に、体温調節や筋肉の収縮などになくてはならないミネラルなので、過度な制限は健康を害するだけです。カリウムだけを意識的に摂取するのではなく、またナトリウムだけを過度に制限するのでもなく、そのバランスを考えましょう。