ダイエット・食事・栄養・運動・筋トレ・睡眠・健康法など、世の中で当たり前とされている事の中でも、特に「間違って理解されている事」について管理人独自の視点でまとめています。
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- 2017
食べる順番を変えたり置き換えるダイエット、効果ある?
ただし単に食べる順番を変えているだけで、食事の内容は全く変わっていません。普段から栄養バランスの良い食事ができているのであれば、そうして食べる順番を変えただけでも一定の効果があるでしょうが、栄養バランスの悪い食事では単に食べる順番を変えるだけでは何の効果もないでしょう。また糖や脂肪の量を減らしても、ビタミンやミネラルが不足していたり、無論食物繊維を摂取するだけでも何も変わりません。人によってそれぞれ「脂肪の蓄積に繋がる糖の摂取量」は異なるため、それを見極めなければ同じ事の繰り返しです。
一方、「食品を置き換える方法」に関しては、例えば普段の食事で白米を食べている場合に、その白米を玄米に置き換えて食べたとします。精白された米と比べると玄米は食物繊維などの不純物が多く、糖の吸収量が抑えられます。つまりカロリーも低いため、白米を玄米に変えて食べると、それだけで食事全体のカロリーを低く抑える事ができます。そのような食習慣を続ければ、確かに白米を食べる場合よりは、新たな脂肪が蓄積する事を抑える事ができるかもしれません。
しかし基礎代謝を高める筋肉の成長にはカロリーが必要です。つまり玄米だけではカロリーが足らず、そのカロリーを別の食品で補う必要が出てきます。よって「置き換えダイエット」とは、単に置き換えれば良いという訳ではなく、必要に応じて「食品を追加もしくは除外する」事が重要になります。玄米の例で言えば、玄米の他に蛋白質を豊富に含む食品(特に肉、魚、卵。乳や大豆も良いが、糖が含まれているので摂取量は要調整。)や脂肪を豊富に含む食品(アボカド、ナッツ類、青魚、植物性の油)を追加、更に玄米だけではビタミンやミネラルが足りないので、キノコ類、貝類、海藻類、豆類、緑黄色野菜なども必要に応じて追加します。そうしてカロリーと栄養バランスの両方を確保する必要が出て来るでしょう。
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- 2017
1日30品目以上食べる事が健康に良い?
そのワードをそのまま受け取ると、バランス良く栄養を摂取するために「30品目以上の様々な食品をメニューに取り入れよう!」という意味になりますが、実はこれは意味がぜんぜん違っていて、この元々の文章は「癌の予防のために提唱されたもの」と言われています。例えば動物性の食品に含まれる脂肪には過剰に摂取すると癌の原因になるとされるものがあります。つまりそれだけをたくさん食べてしまうと癌のリスクが高まる事になるので、色んな食品を食べる事でそのリスクを分散させるという意味があったそうです。しかしこれを信仰し過ぎた人たちの間で逆に食べ過ぎが問題になったり、食費がかかり過ぎて継続が現実的ではなかったり、そもそも何故30品目なのか?などというツッコミがあったりと、科学的根拠が乏しい事や誤解を招くという事から、2000年~及び現在では削除されており、「主食・主菜・副菜を基本に、多様な食品を組み合わせ、必要な栄養素を摂る」などというような表現に変わっています。
当ブログでは何度も言っているのですが、食品を選ぶ際には「五大栄養素をバランス良く摂取する」という点から考えるのがオススメです。炭水化物を多く含む食品、蛋白質を多く含む食品、脂肪を多く含む食品、ビタミンを多く含む食品、ミネラルを多く含む食品・・・それぞれから一品以上選ぶようにするとメニューを決めるもの簡単で、かつバランスを取る事ができます。炭水化物、蛋白質、脂肪はエネルギーになるので人によってその量は考える必要はありますが。これについては過去記事をご覧下さい。
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- 2017
髭を剃ると余計に濃くなるって本当?
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- 2017
○○を食べているのに痩せない!どうして?
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つむじを押すと下痢になる?
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雷様にヘソを取られる?
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- 2017
登山、潜水、台風等で頭痛になるのは何故?
また気圧が低いという事は酸素の濃度も薄くなっているはずなので、肺から上手く酸素を取り込む事ができなくなり、血液中に含まれる酸素の量が減ります。それにより脳が酸欠状態になりやすくなるため、それも頭痛の原因になる事があります。貧血になった時にも頭痛になる事がありますが、それと同じです。
尚、気圧が高くなると逆に血管は収縮し、血圧が上昇しやすくなります。それだけでは頭痛の原因にはなりませんが、血流が悪化する事で肩コリなどになれば、それが頭痛の原因に繋がる事があります。また前述のようにそのような血管の収縮から開放された際には特に頭痛になりやすいと言われています。
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- 2017
季節の変わり目に体調が悪くなるのは何故?
しかし例えば食事制限による栄養不足、過食による栄養過多、大量発汗時の水分・ミネラル不足、睡眠不足(総睡眠時間)、不規則な睡眠習慣(起きる時間や寝る時間がバラバラ)、睡眠過多(休日の寝溜め等)、運動不足、運動過多、ストレスの極端な減少、過度に大きなストレスの積み重ね、気温の変化が極端に小さな環境(室内にいる・エアコンつけっ放し等)、気温の変化が極端に大きな環境など、これらによって自律神経が疲れてしまう事があります。更にこれと「季節の変わり目」が重なる事で、自律神経が正常に機能を保てなくなり、それが様々な体調不良の原因になるのです。
自律神経は過酷な環境にいれば自然に鍛える事ができます。すなわち気温の上下動が激しい環境にいれば、自律神経がその環境に適応しようとし、気温の変化に強い体質になります。しかしそのような環境にずっといれば当然自律神経は疲れてしまい、いずれは正常に機能しなくなってしまいます。一方、それとは逆に気温の上下動が殆どないような快適な環境では自律神経が衰え、いざ気温の上下動が起こった時にそれに対応できなくなってしまいます。季節の変わり目に起こる様々な体調不良を防ぐには、日常的にそのバランスを整えておく事が重要です。
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- 2017
マッチョは風邪を引きやすい?
またこのグルタミンは筋肉の分解を抑制する作用があると言われています。毎日筋肉を鍛えているような人ではグルタミンを補給している人が多いのですが、それにはこういう理由があるからなのです。ただしグルタミンは必須アミノ酸(必須アミノ酸は体内では合成できない)から体内で作る事ができます。よってそこまで自分を追い込むほどの激しい運動をしていない人ではグルタミンが不足する事はめったになく、適度な運動程度であれば必須アミノ酸をバランス良く摂るという事を考えるべきです。
他の理由として考えられるのは「運動後に急激に体温を下げる事」「運動量に応じた食事量が得られない事」「体を休めるための睡眠が疎かになっている事」「ネガティブな状態になる事」などが考えられます。激しい運動というのはメンタルにとっても大きなストレスになるため、モチベーションの低下によってそのように食欲低下や不眠症などの状態になってしまう事も考えられます。筋トレ以外にも何かストレス解消ができる事を見つけておくのも重要です。「病は気から」ですね。
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- 2017
筋トレをすると身長が伸びなくなる?
では何故「筋トレ=身長が伸びない」というイメージがついているのかについてですが、例えばモデルの人は足が長く見えると思います。あれは何故かというともちろん物理的に膝から下の骨が長い事も理由の一つですが、第一に足が細いという事が足を長く見せるための条件になっている訳です。よって逆にふくらはぎや太ももの筋肉を鍛えて太くすると、例え足の長い人でも足を短く見せる事ができるようになります。それによって必然的に身長も低く見えてしまいます。また身長が低い人の方が筋肉を鍛えた際の「筋肉と筋肉の境界」を目立たせる事ができます。その視覚的な効果はボディビルダーの大会でも見る事ができ、例えば日本のトップクラスのボディビルダーはその多くで身長が160cm台、高くても170cm前後だったりします。つまり日本人のマッチョはみんな身長が低く、また筋肉を大きくした事で身長が低く見えるので「身長が低い=マッチョ」というイメージが付いているのだと思います。もちろん筋トレを行う理由は様々で、見た目のコンプレックス(身長など)から筋肉を鍛えるという人もいると思います。
しかしそれらは全て視覚的な効果です。ここからは筋トレが実際に身長の伸びを悪化させてしまう理由を考えてみます。特に問題なのは「同じ成長ホルモンである事」「運動量に限らず他が疎かになっている事」「大きな負荷を与えて骨を痛めてしまう事」「運動前後のケアを怠る事」だと思います。
成長ホルモンというのは人によって分泌量に個人差があり、容量は限られている訳です。つまり身長を伸ばすために必要な成長ホルモンが筋肉の成長に取られてしまえば、身長の伸びが悪くなる可能性はあると思います。もちろん筋肉を成長させる際に成長ホルモンは増えるので、例えば高負荷を与えるような激しいトレーニングを行っているのに栄養が不足していたり睡眠が疎かになっている場合などに限られると思います。しかしその可能性はゼロではありません。また大きな負荷を伴うトレーニングでは筋肉はもちろん骨や靭帯などを痛める事があります。その怪我によって骨にある骨端線を損傷した場合、正常に骨が伸びなくなる事があります。更に、トレーニング後は疲労物質の蓄積が懸念されるため、ストレッチ・マッサージ・アイシング・睡眠・栄養摂取などを怠ればその怪我のリスクを高める事になります。怪我をしていて運動ができない期間が長くなれば、それも身長の伸びを悪くする原因になる事もあり得るでしょう。
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- 2017
関節を鳴らすと関節炎になる?
気泡同士は反発し合うため、泡と泡の間では何もない真空に近い空間も生まれる事になります。よってその気泡が弾けるとそこへ滑液が一気に流れるようにして動くため、蓄積していた老廃物なども流される事になります。それが快感にも繋がっていると言われていますが、気泡が破裂する際の衝撃と滑液の勢によっては軟骨など関節内にある重要な組織を傷つけてしまう事があります。それを繰り返せば関節は脆くなり、正常な曲げ伸ばしができなくなる可能性は否定できません。
またそのメカニズムでクラッキングを起こすためには物理的な圧力が必要ですが、その強さには注意しなければなりません。例えば力こぶを作るように肘を曲げていく際、ゆっくり曲げていくとある程度の角度以上には曲げられませんが、勢いをつけて曲げるとそれ以上に曲げる事ができます。つまり物理的な力の強さによっては「本来曲げ伸ばしをする事ができない範囲」まで動かしてしまう事がある訳です。つまりクラッキングを起こすために加える力によっては関節を痛める可能性は十分にあると思います。
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- 2017
ブルーベリーは目に良い?
では、そもそもポリフェノールとは何なのか?という話ですが、ポリフェノールは植物成分の総称(分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ有機化合物の一種。私もよく分からないのでそれについての説明は勘弁してw)の事で、今まで発見されているものだけでも5千種類以上存在すると言われています。何故それだけ植物にとって有り触れたものなのかというと、ポリフェノールの多くが光合成を浴びる事によって作られるからです。すなわち細胞を酸化させる紫外線などから身を守るために、抗酸化作用のあるポリフェノールが存在する訳です。ちなみにフラボノイドとしてはアントシアニン他に大豆に含まれるイソフラボン、茶に含まれるカテキン・タンニンなどもあります。これらもポリフェノールの一種です。
人は紫外線を浴びるなどによってストレスを受けると活性酸素が発生します。活性酸素は反応性が非常に高く、本来は異物を酸化させ無害化するために必要不可欠なものですが、増殖し過ぎると手当たり次第に酸化させ、酸化させた物質本来の機能を損なわせてしまいます。例えば蛋白質が酸化させられれば、細胞が傷ついて老化しますし、脂質が酸化させられれば過酸化脂質となって変性して蓄積し、動脈硬化などの原因になると言われています。よってそれを制御するため、普段我々の体では「抗酸化」という機能が備わっています。ポリフェノールの一種であるアントシアニンも、その抗酸化機能に関与し、特に過酸化脂質の増殖を抑える働きがあると言われています。
では、何故それが「視力に良い」と結びつくのかについて考えてみます。眼球は体の内部に存在する柔らかい組織であるにも関わらず、常に外気や紫外線に晒されています。寝ている時には「瞼」が守ってくれますが、起きている時には眼球の表面を守ってくれるものが「涙」しかありません。よって眼球の表面は非常に酸化しやすい状況にある訳で、その健康を維持するためには抗酸化機能が正常に働いていなければなりません。つまり「抗酸化=視力」「抗酸化=アントシアニン」という事で結びついているのだと思われます。
しかし抗酸化機能は何も目にだけ働く訳ではありません。人間の体はそのように都合良くはできておらず、例え酸化しやすい状況にあっても、目だけに抗酸化作用を及ぼすような事はできないのです。アントシアニンを摂取する事では、確かに抗酸化機能の向上によって、視力を維持したり低下を緩やかにするなどの効果はあるかもしれません。しかしそれは抗酸化機能が正常に働いた積み重ねの結果によるもののであって、「アントシアニン=視力の向上」ではありません。もしアントシアニンが目に効果があるのあれば、同じく抗酸化作用があるカテキンや大豆イソフラボンなどにもその効果があるはずですが、それらは「目に良い」とは全く言われませんから、やはり「アントシアニンは目だけに良いという訳ではない」という事でしょう。
ちなみにポリフェノールは過剰に摂取すると、中毒や下痢などを引き起こす事があります。また高濃度のポリフェノールは苦味や渋味の元になります。ポリフェノールを摂取しようとして、わざわざ食べるのが苦痛な食べ物を毎日食べ続けたら精神が持ちません。何事も程々にすべきでしょう。
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- 2017
ヒジキやワカメなど海藻類は髪の毛に良い?
一つ一つの栄養素を簡単に説明すると、ビタミンB1は糖の代謝、ビタミンB2は脂肪の代謝、ナイアシンは皮膚・粘膜の健康維持、葉酸は新しい細胞の合成、ビタミンKはカルシウムの吸収、カルシウムは骨、カリウムはナトリウムの排出、ナトリウムは水の保持、マグネシウムは様々な代謝と骨、亜鉛はホルモン分泌、鉄と銅は血液、マンガンは骨など、ヨウ素はホルモン分泌といった感じです。この内、髪の毛に関係していそうな栄養素をピックアップしてみると、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、ヨウ素となります。それぞれの栄養素の持つ効果を考えてみましょう。
まず、血糖値が高くなると細い血管が詰まりやすくなります。ビタミンB1は糖の代謝を補助してくれるので、それによって血糖値が緩やかになれば、血管が詰まりにくくなります。また糖は時間が経過すると脂肪として蓄積されてしまい、脂肪は皮脂の材料にもなります。つまりビタミンB1やB2があれば、脂肪の代謝が改善され、毛穴も詰まりにくくなります。続いてナイアシン。これは不足すると皮膚炎や口内炎などになりやすくなると言われている他、葉酸は蛋白質を新しく合成するために必要になります。一方、これらのビタミンB群はその一部を腸内でも作る事ができます。つまり食物繊維はビタミンB群の供給源になっています。
そしてカリウム。これにはナトリウム及び余分な水分の排出を促す作用があります。これにより血液循環が滞りにくくなります。ただし海藻類自体にはナトリウム(塩分)も多いため、カリウムは別の食品でも補う必要があります。また亜鉛は成長ホルモンの分泌やタンパク質の合成を促す作用があります。更に鉄や銅はヘモグロビンを作るのに必要で、末梢の細胞が酸欠になる事を防ぐ事ができます。この他、マグネシウムは様々な代謝を補助する酵素の材料として必要、ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になり、新陳代謝を改善します。
このようにコンブのような海藻類に含まれている栄養素は「頭皮及び髪の毛に良い」と言う事はできると思います。ただし海藻類には欠点もあります。蛋白質の材料となる必須アミノ酸、脂肪やコレステロールの代謝に関与する必須脂肪酸(α-リノレン酸等)、コラーゲンの合成に必要なビタミンC、蛋白質の代謝に関係するビタミンB6やB12、抗酸化作用のあるβ-カロテンとレチノール、末梢血管を拡張し抗酸化作用を持つビタミンEなど・・・実はこれらの含有量は少ないのです。つまり海藻類をたくさん食べたとしても、それで満足して他が疎かになっていては何の意味もありません。「海藻類だけでは髪の毛は作れない」という事です。
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- 2017
牛乳を飲んでも骨粗鬆症は治らない?
特に牛乳。牛乳と言えばカルシウムのイメージです。しかし牛乳自体の栄養価は低く、骨を作るために必要なビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンKなどのビタミンは殆ど含まれていません。ビタミンAが豊富に含まれている以外、ビタミンは穴だらけなのです。またミネラルに関しても、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラルはあまり期待できません。更に乳製品は一般的に脂肪が豊富です。牛乳は確かにカルシウムが豊富ですが、牛乳だけでカルシウムを摂取しようとすれば、脂肪過多になってしまう可能性もあります。その他、牛乳に豊富に含まれているとされる蛋白質も、カルシウム同様に元々の必要量が多いため、牛乳だけでは不十分です。このように「牛乳を飲む事が逆効果になる」とは言いませんが、牛乳に固執する必要はないと言う事ができます。
ちなみに骨粗鬆症の予防を考えてみると、例えば「骨ごと食べる事のできる小魚を食べる(ただしナトリウムが多いのでカリウムを含む植物性の食品も一緒に)」「蛋白質を豊富に含む肉・魚・卵・乳製品(いずれも動物性なので脂肪の少ないものを選ぶ)、及び大豆を食べる」「ミネラルを豊富に含む乳製品・甲殻類・海藻類・キノコ類・貝類・ナッツ類を食べる(ただし海藻類はナトリウムが多いので注意)」「ビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜・果物を食べる(水分量が多いものは注意。毎食時・毎日少しずつ摂取)」「腸内環境を整えビタミンKを作る(ただし緑色野菜・大豆からも補給)」「太陽光を浴びてビタミンDを作る(ただし浴び過ぎると活性酸素が増える。体の内部からの抗酸化)」「睡眠習慣を整える(平日休日問わず決まった時間に寝起き、明るくなったら起き、暗くなったら寝る。その上で十分な睡眠時間を確保)」「運動を行い、骨や筋肉に適度な刺激を与える」「ストレス対策をする(楽しい事をする、受け止め方を変える等。抗酸化にもなる)」などの事が重要になるでしょう。
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- 2017
酢を飲むと体が柔らかくなる?
またクエン酸は乳酸の分解を促したり、筋肉内へグリコーゲンの貯蔵を促す効果があると言われています。つまり酢酸は間接的に筋肉の疲労を回復させる効果があり、これによって筋肉の「コリ」も改善される可能性があります。「酢を摂取して体が柔らかくなった」ように感じるのは、おそらくこれによるものだと思われます。元々食事制限をしていてエネルギー不足になっていたり、そういう人が多いのだと思います。
尚、酢酸は腸内細菌が食物繊維を分解する際にも作られ、腸内環境を弱酸性に保つ役割があります。腸内が弱酸性になると、ミネラルが水溶性になる事で、その吸収がスムーズにできるようになる他、悪さをする菌の働きが抑えられ、発癌性物質や汚染物質などの増殖も防ぐ事ができると言われています。
特に酢として体の外から腸の中に入ってくる量よりも、そうして腸の中で作る量の方が多いと言われています。このため「酢を摂取する事には効果がない」とは決して言いませんが、酢を大量に摂取する事よりも、食物繊維を摂取して体の中で作った方が良いと思われます。ただし食物繊維自体にはエネルギーがありません。最低限の糖・蛋白質・脂肪は摂取するようにしましょう。
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- 2017
ミカンを食べると全身が黄色くなる?
一方、毎日大量に食べた場合、体の中から全身の皮膚が黄色くなっていく事があります。これを「柑皮症」と言うようです。これはミカンに含まれている色素成分「カロテノイド(β-カロテンやβ-クリプトキサンチン等)」によるもので、それが蓄積する事で全身の皮膚が変色します。個人差は大きいですが、1日数個程度を毎日食べるだけで黄色くなる人もいれば、数十個食べてようやく黄色くなる場合もあるようです。
ちなみにカロテノイドには様々な種類があり、β-クリプトキサンチンは橙、β-カロテンは黄、リコピンは赤、ルテインは黄、フコキサンチンは黄緑・・・といった感じです。これらの中でミカンに多いのはクリプトキサンチンで、おそらくそれによるものです。またリコピンはトマト、フコキサンチンは海藻類に含まれています。
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焦げた食べ物を食べると癌になる?
よく言われているのが「焦げた食べ物を食べると癌になりやすい」という事です。確かに動物性・植物性問わず、何らかの食品を高温に加熱した際には、発癌性があるとされる物質(アクリルアミド、ヘテロサイクリックアミン、ニトロソアミンなど)が作られ、動物実験に限っての話ですが、実際に「変異原性(DNAに異常をきたす=癌細胞になる)」があるという事が分かっています。つまり「焦げ」を食べれば食べるほど、癌になるリスクは高まります。それに関しては正しいです。
ただし実際には「大量に食べなければ問題ない」という事も分かっています。実際にそうして発癌性のリスクが高まるのは、「数トンレベルの「焦げ」を毎日食べる」というような極端な例の話であり、通常そのような事は起こり得ません。そのため全く気にする必要はないと思われます。ちなみに苦味や渋味は他の味を際立たせる作用があります。焦げ単独では単に苦いだけですし、栄養的にも必要のないものですが、他の味と上手く合わさる事で「美味」に変える事ができます。
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- 2017
絶食・断食ダイエットって効果あるの?
筋肉の維持にはカロリーが必要不可欠です。カロリーが不足した際にはどうしても省エネ体質になってしまうので、筋肉はどんどん萎んでいき、基礎代謝は大きく低下します。確かに一時的には糖や脂肪を減らす事ができるかもしれませんが、逆に「糖や脂肪が燃えにくい体」になり、絶食や断食が終わった途端に元の体型、更には元の体型よりも肥満体型になってしまいます。
そもそも断食や絶食といった極端な食習慣は、一生続けられるものではありません。年金をもらうような年齢まで続けますか?とてもじゃないですが、そんな食習慣では長生きできません。腸内環境がどうとか窒素固定菌がどうとか言う人もいますが、それは極端な例です。そのような極端なダイエットは健康を害し、身だけでなく心も滅ぼします。何事も程々にすべきです。固定概念を持つべきではありません。
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- 2017
どうして人によって味の好き嫌いが違うの?
続いて個人差を考えてみます。前述した味を感じる受容器である味蕾の数は生まれつきであり、まずそこで個人差が生まれます。また例えば温度の高い食べ物、辛い食べ物、アルコール、タバコ等を摂取する習慣が続いている人では、加齢と共に味蕾が傷つくスピードが速くなります。また摂取する栄養のバランスや睡眠習慣、ストレス等によっても影響され、それらは積み重ねるほど味の好き嫌いに大きく関係してきます。
更に、味覚は記憶と強く結びついています。記憶とは食べ物の味、匂い、食感、色、温度等に関する記憶もそうですが、その食べ物を食べた際の状況・環境も記憶として残ります。つまりその食べ物に関する思い出が良いものならば好物になりやすく、悪いものならば嫌いになる事があるという事です。例えば嫌いだった食べ物を無理やり食べさせられて余計に嫌いになった、あるいは食全体に関心がなくなる人もいたり・・・こういうのも食べ物に対する好き嫌いの差になります。
そしてその食べ物に関する記憶は年齢を重ねるほど蓄積されていき、より強く定着していきます。好きな食べ物は良い記憶なので、それが積み重なればどんどん好きになります。逆に嫌いな食べ物は悪い記憶なので、それが積み重なればますます嫌いになってしまいます。しかも年齢を重ねると嫌いな食べ物を自分の意志で避ける事ができるようになるため、嫌いな食べ物は嫌いなまま変わりません。一方、好物は我慢して避ける理由がなく、お金さえあれば好きなだけ食べる事ができるようになります。そのような食習慣では栄養バランスが崩れやすく、それがメタボ等の生活習慣病にも繋がっていきます。好き嫌いを子どもの内になくしておくという事はそれを防ぐ意味でも教育と言えるでしょう。もっと言えば「この食品にはこの栄養素が含まれていて、その栄養素にはこのような役割がある」という事まで教えるべきだと個人的には思います。
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- 2017
どうして高い声や大きい声を出すと声が裏返えるの?
高い声を出すにはそのように声帯を引っ張る必要があり、そのための筋肉を収縮させなければなりません。「歌をうたう時には喉仏が上へ上がらないようにする」とよく言われますが、これはその声帯を引っ張るための筋肉(輪状甲状筋)が喉仏についているからです。つまり喉仏が上へ上がった状態では声帯を引っ張るための筋肉が緩み、「低い声を出す時の声帯の形」のまま高い声を出そうとしてしまいます。当然そのような状態の声帯にいくら息を当てても、高い声を出す事はできません。結果「力み」にも繋がります。
一方、声帯を閉じた状態に維持するのは、声帯を引っ張るための筋肉とはまた別の筋肉(閉鎖筋)が関係しています。この声帯を閉じる筋肉が正常に機能していれば、息の量が増えても声帯が閉じたまま維持されるので、息の通過量が多くなる「裏返り」を防ぐ事ができます。しかし普段話すような声ではそこまで声帯を閉じて緊張させる事がないため、声帯を閉じるための筋肉が衰えている事があります。そのような人がいざ歌をうたう事になった時、大きな声を出そうと声帯に大量の息を当てると、声帯の閉鎖を維持できず、声帯から漏れる息の量が増え、これによって声が裏返ります。
またそのように声帯の閉鎖及びそれを維持するための筋肉が衰えている人では、喉の周囲にある筋肉を使って声帯を閉じ、それを力で無理やり維持しようとします。これが前述した喉仏が上へ上がる理由で、高い声を出そうとするとそれが起こりやすくなり、声帯が不必要に緊張して振動しづらい状態になります。つまり音が響かない、いわゆる「喉声」になる訳です。そのような状態では1曲通して歌う事ができないほど喉が簡単に疲れてしまいます。
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どうして目の下にクマができるの?
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- 2017
爪は真っ直ぐに切ると良い?
尚、そのように四角形にする際には中央を優先して残すようにします。爪の両端から四角形を作ろうとしてしまうと中央が深爪のようになってしまうので、必ず中央の爪の長さを残すようにして切っていきます。ただしそのように切ると今度は両端が角張ったままになり、引っかかったり割れやすくなってしまうので、爪の両端が丸みを帯びないように注意して角を少し切りましょう。
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- 2017
人間は脳の10%しか使っていない?
またこの説は、実際に脳に存在する「グリア細胞」が元になったという説もあります。脳内のグリア細胞は神経細胞よりも豊富に存在していますが、脳科学が発達する以前では「脳内の神経細胞をサポートするのみで、信号の伝達には使われていない」と考えられていました。この事から「脳の90%は使われていない」という説が生まれたそうです。ただしグリア細胞は神経の成長因子や神経同士の繋がり、脳環境の保持など重要な働きをしている事が明らかになっており、グリア細胞が損傷すれば神経細胞も致命的なダメージを受け、何らかの障害を引き起こしてしまいます。ちなみにアメリカのとあるテレビCM(1998年頃?)が元になったという説もあるようです。
これらが元になった「人間は脳の一部しか使っていない」という説は、現在でも信じている人がたくさんいます。何故かというと、近年でも、様々な映画やドラマ、映画、あるいはアニメや漫画などで、何の根拠もなく、繰り返し提唱されているからです。特に日本のテレビ番組なんかでは、例えば脳内における血流の変化を、サーモグラフィーのように見せる映像が流れますよね。あれで視聴者は「血流が多い部分がある=その一部だけが活動している」と勘違いしてしまうのです。しかし実際には血流が多くなっていなくても、グリア細胞や神経細胞は活動しており、決して「その部分だけが活動している」訳ではありません。そもそも脳には代替機能というものもあり、専門とする場所以外の場所でも機能を補う事ができます。その意味でもやはり「この機能はこの場所だけが働く」という事はなく、脳全体が使われているのです。
ちなみに空想の世界では、ガンダムで有名なニュータイプなんかもありますが、あれも同じで、そもそも人間は脳全体を使っているので、一時的にでも脳を100%フルに活動させた所で、何か特殊な能力が発揮できる訳ではありません。また別の見方をすると、それだけ脳をフルに働かせたら、栄養や睡眠が人の何倍も必要になるはずです。もし仮に100%近く働かせる事ができたとしても、それを維持する事の方が難しいのではないでしょうか。
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ワクチンは100%予防できる訳ではない?
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- 2017
殆どの風邪に抗生物質は効かない?
尚、言うまでもない事ですが「風邪を移すと治る」事はありません。風邪に最も効果的なのは「免疫力が低下しないようにする事」です。特に体調が悪い時は食欲が低下し、食事量が減ってしまう事があります。食事量が減るとエネルギー不足によって免疫力が低下し、風邪が長引いてしまうでしょう。風邪になった時には意識的にビタミンCを補給したり、ゼリーのような消化の良いものや、スポーツドリンクなどを利用して水分補給を行う人は多いのですが、ビタミンや水分はエネルギーにならないのでそれだけでは免疫力を高める事はできません。蛋白質と脂肪を摂取しカロリーを確保した上でビタミン、ミネラル、水分を補給しましょう。それは日常的に行う事で予防にも繋がるはずです。
その他、風邪に対する対処法として行われる事が多いのが「敢えて風呂に入る」「布団を大量に被る」などです。確かに体温が上がれば代謝が上昇し、免疫力を高め、風邪の原因となるウイルスを排出させる事ができます。しかし大量に汗をかいた場合、体から水分やミネラルが失われると共に急激に体温が下がり、それによって逆に免疫力が低下してしまう事があります。よって無理に体温を上げようとする必要は全くありません。また40度を超えるような体温でなければ無理に下げない事も重要です。
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- 2017
そもそもカロリー制限すると何故痩せる?
体で消費されるエネルギーよりも食品から得られるエネルギーの方が大きい場合、体内でエネルギーが余ってしまう事になります。余ったエネルギーすなわち体内で余った糖・蛋白質・脂肪は、時間をかけて消費・排出していかなければならず、どうしても「一旦、長期保存に適した状態」で体に蓄える事になります。それが脂肪です。「カロリーの高い食品をたくさん食べると太る」とよく言われるのは何故かというと、そのようにエネルギーが余った時に新たな脂肪として蓄積してしまうからです。
よって逆に外から得られるエネルギー、すなわち食事の際のカロリーを制限すれば、体内でエネルギーが余る事がなくなるため、新たな脂肪が蓄積する事を防ぐ事ができます。また外から得られるエネルギーが不足した場合、元々体にあった脂肪をエネルギーとして使うようになります。これが「カロリーを制限すると脂肪が減る=痩せる」事の理由です。
ただしカロリーを制限した時に得られるのはメリットだけではありません。実はカロリーを制限する事で痩せる方法では、脂肪だけではなく筋肉までもが落ちてしまい、基礎代謝すなわち「体の中で消費されるエネルギーの量が減る」という事が起こります。これは何故かというと、外から得られるエネルギーが不足した時、人間は「エネルギー消費の大きい筋肉を成長させる事」よりも「エネルギーを節約する」という事を優先させるからです。これは一種の生存本能とも言えます。長期間食べ物にありつく事ができない危機的な状況に陥った時、できるだけ長く生き延びよう、構成に遺伝子を残そうとするのは生物として当然の事ですからね。つまりそれが起こると筋肉の成長が止まるのはもちろん、逆に脂肪が燃えにくくなってしまう可能性があるのです。
これをできるだけ防ぐためには、筋肉が落ちない程度にはカロリーを確保しなければなりません。前述の通りエネルギーとなるのは糖・蛋白質・脂肪の3つですよね。つまり筋肉をできるだけ落とさないためには、糖・蛋白質・脂肪を摂取する事でカロリーを確保し、その上で体に蓄積した脂肪を減らしていくという事が重要になります。
具体的な方法を考えてみると、最も効率が良いのは「糖を制限し、逆に蛋白質と脂肪を摂取しカロリーを確保する」事です。糖を制限した際には糖よりも倍以上のエネルギーを持つ脂肪が重要なカロリー源になります。実は糖質制限中は脂肪を制限してはならないのです。逆に「脂肪を制限し、蛋白質からカロリーを確保、糖は運動分のみ摂取する」という方向でも一応脂肪を減らしていく事は可能ですが、そちらは元々筋肉量のある人や運動習慣のある人、あるいは自分で糖の適量摂取(その量を見極める事ができる程度の知識と経験がある事が条件)ができる人に限られます。
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- 2017
よく噛んで食べると痩せる?何故満腹になる?
一方でレプチンは実は「よく噛んで食べる」事によっても分泌させる事ができます。つまり糖や脂肪の多い食事ではなくても、よく噛んで食べる事で大きな満腹感が得られ、その結果自然に食事の量を減らす事ができるのです。それによってカロリー・糖・蛋白質・脂肪の摂取量が減れば、当然脂肪の蓄積を抑える事ができるでしょう。
しかし一般的な食事制限と一緒で、カロリーが制限されてしまうと筋肉を維持する事ができなくなります。筋肉が萎むと糖の代謝が悪化して糖が蓄積しやすくなり、脂肪へと変換される量が増えてしまいます。確かによく噛んで食べれば食事量は減らせますが、そういったデメリットも出て来るのです。自分の今の筋肉量及び基礎代謝量に合わせた食事量を心がけ、その上でよく噛んで食べるという事が重要です。よく噛んで食べても食事量を減らしてしまったら他のダイエットと何も変わらず、ひたすら顎が疲れるだけです。
ちなみによく噛んで食べると唾液が分泌されます。唾液にはデンプンを少し分解して吸収・消化しやすくする役割の他、歯や歯茎など口の中を清潔に保つ効果もあり、それにより虫歯・歯周病・口臭予防にも繋がると言われています。また小さい頃からよく噛んで食べるという食習慣続けていれば、成長過程で歯並びの改善にも繋がり、それは美容にも効果があります。
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レコーディングダイエットって効果あるの?
例えば体脂肪率。最近の体重計には「体脂肪率」を計測できるものがあり、レコーディングダイエットにおいてはそれも記録していく事になります。しかし単に体脂肪率を記録していても、その数値の意味が分からなければ意味がありません。そこで、記録していく内に「体脂肪率とはそもそも何を意味する数値なのか?」が気になるようになり、その「疑問」は「調べる」という行動のきっかけになります。それこそがこのダイエット法の大きなポイントです。
つまり最初は単に記録していくだけでも、「調べる」という行動によって、少しずつ健康に対する知識が身につくようになります。すると外から情報をただ受け取るのではなく、どんどん自分から情報を求めに行くようになり、考え方や行動が大きく変化します。その積み重ねは実際に行う方法も変化させ、次第に「自分で考えた自分に合わせた方法」を行うようになっていきます。つまりレコーディングダイエットでは、記録するという事をきっかけに、自分の力で情報を探し、自分の力で考え、自分に合った答えを探すという事が重要なのです。間違っても「記録するだけで満足する」なんて事がないように。
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加工食品と牛乳は相性が悪い?
リンは天然の食べ物にもごく普通に含まれているミネラルですが、特に加工食品に使われている「食品添加物」に多く含まれており、現代人は摂取する機会が多いのです。よって過剰摂取を防ぐためには冷凍食品やインスタント食品などの加工食品をできるだけ使わない「手料理」が必要になります。
一方、リン自体は人間にとって必要不可欠なミネラルであり、また天然の食べ物にも広く一般的に含まれているものです。無理をして「完全に制限しようとする」必要は全くありません。むしろ手料理に拘りすぎて、食習慣の幅が狭くなり、それが逆にストレスになる場合もあります。人間には体にとって不要なものを排出する能力があります。ちょっとやそっと体にとって不要なものを摂取しても特に問題にはなりません。お金が有限であると同時に、時間も有限であり、時には楽をする事も重要です。そのバランスを考えましょう。
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部分痩せ・・・そもそも可能?
また部位に関係なく「脂肪だけを減らす」という事もおそらく不可能です。何故なら脂肪が落ちるとどうしても筋肉が落ちてしまうからです。筋肉を大きくするには蛋白質が必要なのは周知の事実ですが、例え蛋白質が十分に足りていても、カロリーが十分に足りていないと筋肉は維持する事ができないのです。これについては前述した通りです。
尚、考え方に対しては「部位によって脂肪のつき方が違う」事を理由に「部分痩せが可能」とする考え方もあります。つまり動かしていない部位では脂肪が溜まりやすく、動かしている部位では脂肪が溜まりにくい、だからこそ「筋肉を動かせばその部位の脂肪を減らす事ができる」という考え方ですね。しかし前述のように、普段筋肉を動かす際には脂肪ではなく主に糖を消費しているはずなので、日常的に動かす部位=脂肪がつきにくいとは必ずしも言えません。特に心臓より下にある部位では浮腫も起こりやすく、脂肪や筋肉以外の要素で足を太く見せている可能性もあります。すなわち筋肉を動かす事で水分や老廃物が拡散されれば、その部位だけが細くなるという事は十分にあり得ます。また筋肉を鍛える事で見た目として引き締まって見える事もありますが、それは脂肪がついていても筋肉がある事で太って見えない視覚的な効果(皮膚のたるみ・シワが改善された事による)であり、それに関しても必ずしも脂肪が燃えた訳ではありません。
これを踏まえると、特定の部位にある筋肉を鍛える「部分痩せ」に固執するのではなく、全身の筋肉を満遍なく鍛える事で、脂肪や老廃物などの蓄積を予防する「全身痩せ」を目指した方が、結果として細く見せる事ができるのではないでしょうか?脂肪を落とすのは時間がかかりますが、それ以外の理由で太くなっているなら改善するのは比較的容易ですからね。ちなみに筋肉には「長期間に渡って少しずつ筋肉を鍛えていくと衰えるのが遅くなり、例え衰えても鍛え直せばその筋肉が戻りやすい(マッスルメモリー)」という特徴があります。つまり少しずつ筋肉を鍛えた方が、ちょっとやそっと筋トレをサボったぐらいでは簡単に筋肉が落ちなくなるという事です。その方が好きな食べ物を好きな時に食べられますし、適度にハメを外す事ができるので心も健康に保てそうですよね。短期間に無理してダイエットを行うのではなく、毎日少しずつ積み重ねていきましょう。
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プライバシー・ポリシー
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気功・ツボ押し・鍼灸・・・意味ある?
そしてそのツボは、体の表面に多数存在するとされており、例えばその部分を手で押したり、あるいはお灸で熱したり、針(鍼)で刺したりする等によって刺激を与えれば、体の内部にある特定の場所に対しても、何らかの影響を与える事ができると考えられています。何故そのような事が分かったかというと、これは数千年かけて積み重ねたデータによるもので、例えば足の裏であれば「足の裏のこの場所に、この刺激を与えたら、どのような症状を持つ人が、どのような反応をするか」という事を長年かけて調べていったら、「そういう人が多かった」という事が元になっています。
ただ、私としては「何千件、何万件と過去に結果として出ている=理由は分からないがそれは正しい、事実だ=それに対して信頼を置く=実際にはない効果や、他の効果をその効果として勘違いしてしまう」という説を推しておきます。完全な否定はしませんが、ツボを刺激しただけで病気が治ったら誰も苦労しませんからね・・・まぁ「気」に関しては薬を処方して体の中から治す方法もあるようなので、それに関しては一概には言えないと思いますが、「そういうもの」だと理解しておいた方が良いと思います。それらに頼り切るのは私としては全くオススメしません。
ちなみに当の日本では「青竹踏み」という習慣が知られています。これは半分に切った竹の上に乗り、足の裏に体重をかけ、血行を促進させるという健康法の一つです。「ツボ」という考え方が科学的に正しいのであれば、これも足の裏側にあるツボを刺激する方法としては効果があるかもしれません。しかし血液は「血液を必要としている場所に流れる」ので、これはツボを押した事による効果ではなく、足の裏側にある細胞にストレスを与える事により、その細胞へより多くの栄養を送ろうとしているから=血流が促される事によるものだと考えられます。その意味ではお灸、針、ツボ押しなども意味があるものかもしれません。
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腹8分目ダイエットって効果あるの?
ただしそういった極端な食習慣を続ける事では免疫力が低下し、様々な病気になるリスクが高まります。滅菌室のような場所で暮らすのであれば別ですが、外出をする度に風邪を引いたり、生野菜や刺し身などを食べるだけですぐに食中毒のような症状が出るようになります。またそれだけで済めば良いのですが、食習慣は結果として睡眠や運動など日常的に行う他の生活習慣にも悪影響を与えます。それによって精神的にも不安定になり、体は問題なくてもストレスで心が蝕まれてしまう事もあります。そのような状態ではとても「心身が健康」とは言えませんよね。確かに「擬似的に飢餓状態を作ってそれを長期間続ける」事ができれば、サーチュイン遺伝子は活性化されるかもしれませんが、何事も突き詰め過ぎると逆効果になるだけです。
尚、「擬似的に飢餓状態を作る」というのは、実は基礎代謝が良い状態でも可能です。例えば筋肉質で基礎代謝が高い人では、普通の人よりも食べる量が多いのに「カロリーが足りない」という事が起こり得ます。つまり筋肉質の人は「全く食べない」というような極端な食事制限を考えなくても、筋肉が落ちない程度にまで食事をコントロールし、運動を行うだけで、それが結果として食事制限になっており、サーチュイン遺伝子を活性化させる事ができるのです。単なる腹八分目よりも、その意味での「腹八分目」の方が健康に良いと思います。